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診断士ではなく、コンサルタントになりなさいと言われた話

こんにちは、人間力・組織力向上コンサルタントの秋葉慎太朗です。
2026年もどうぞよろしくお願い致します。

この話は、中小企業診断士の養成課程に通っていた頃のことです。
まだ登録前で、毎日が必死。周囲を見る余裕はあまりなかったかもしれません。
今思い返すと色々な人に迷惑をかけていたかもしれません・・・温かく見守ってくれていてありがとうございました。


そんな中、「診断士になる」という目標に向かって、ただ前だけを見て走っていました。

その時、中小企業大学校では誰でも知るような大先輩にご挨拶のメールを送ったことがあります。

返ってきたメールの中に、短い一文がありました。

「君は診断士ではなく、コンサルタントになりなさい。」

正直、その時はよく分かりませんでした。


その言葉の意味が分からなかった

当時の私は、診断士とコンサルタントの違いが分かっていませんでした。
そもそも違いなんてあるのか?
資格を持っていれば、一定の信頼は得られる。
だからこそ、診断士になること自体が大きな目標でした。

それなのに、
「診断士ではなく、コンサルタントになれ」と言われる。

裏側にどんな意図があるのか。
何を伝えようとしてくれたのか。

考えても、考えても、答えには行きつけませんでした。
ただひとつ、なんとなく理解できたのは、とても大切なことを言われた気がしたということです。

その方は、とてもやさしく、でも頭が切れる大御所の診断士です。
だからこそ、その一言の重みは、今でもずっと残っています。


診断士という肩書に、何を求めていたのか

振り返ってみると、
当時の私は「診断士」という肩書に、安心を求めていたのかもしれません。

資格があれば、信頼される。
診断士であれば、話を聞いてもらえる。
自分を説明しなくても、名刺が語ってくれる。
そして、個人で事業を営み、経営という大海原に出立する自分の羅針盤となってくれるかもしれない。

今思えば、それは自分を守る盾だったのかもしれません。

もちろん、診断士の資格そのものを否定するつもりはありません。
私自身、取得の過程で学んだことは今も大きな財産です。

ただ、あの言葉は
「資格に寄りかかるな」
と言われていたのかもしれない。
そんなふうにも、今は感じています。


それから、少しずつ分かってきたこと

独立して、研修や人・組織に関わる仕事をする中で、
少しずつ腑に落ちてきた感覚があります。

経営者や現場の方々は、
「資格」を見ているわけではありません。

この人は信頼できるか。
この人は、自分たちの現場を分かろうとしているか。
一緒に悩んでくれるか。

見られているのは、人そのものなんだと思います。

今の私なりの解釈は、こうです。

「自分を信じ、表現できる分野で、人の役に立ちなさい。それがコンサルタントです。」 

それが、結果として
人間力や組織力を高める研修につながり、
空港という現場で培ってきた経験を活かす仕事につながっているのかもしれません。


まだ答えは出ていない

正直に言えば、
今もあの言葉の「正解」にはたどり着いていません。

飲み会などでその先輩にお会いして、
それとなく答え合わせをしようとしたこともあります。
でも、はっきりとした答えが返ってくることはありません。

ということはきっと、自分で見つけ出すものなのだと思います。

ひとつ言えるのは、私はいわゆる「中小企業診断士らしい仕事」は、あまりしていないということ。
(他の方に比べて・・という感じです笑)
それでも、今の仕事にとても満足しています。

だからこそ、あの一言には今も心から感謝しています。


肩書きではなく、「自分」で向き合う

診断士という肩書きではなく、秋葉慎太朗という一人の人間として、経営者や従業員の皆さんと向き合う。

しっかりとした答えはまだ出ていませんが、迷ったときに立ち返る指標になっています。

あのときの言葉が、今も自分を支えてくれています。
素敵な言葉をいただいたので、これからも大切に胸に刻んでいこうと思っています。

エアポート人財育成の専門家。11年間の成田空港での経験と中小企業診断士の知識を元に、人と組織が明るく成果を生み出す研修や組織変革の支援を行っている。人間力と組織力を向上することで、新事業展開や魅力ある職場づくり、委託元のレビュー向上に繋げます。

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