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【導入事例】周囲にも前向きな変化が広がった「チームコミュニケーション研修」|空港情報通信株式会社

研修概要

空港情報通信株式会社様では、上司と部下がペアで参加する「チームコミュニケーション研修」を実施しました。参加者は合計24名(上司12名・部下12名)です。今回の研修では、専門職が多い職場ならではの職人気質や、上司・部下間の価値観の違い、発言しづらさといったコミュニケーション課題に向き合いながら、心理的安全性を高め、主体的に動ける組織づくりを目指しました。

背景

空港情報通信株式会社様では、専門性の高い人材が多い職場ならではの職人気質や、上司・部下間の価値観の違い、世代間のギャップなどを背景に、日常の対話がやや生まれにくい場面がありました。
また、挑戦したいことや改善したいことを言葉にしづらい空気が、新たな工夫や前向きなコミュニケーションを生まれにくくしているのではないか、という問題意識がありました。

課題

こうした背景を踏まえ、今回の研修では、「主体的に動ける組織づくり」と「コミュニケーションの活性化」をテーマに設定しました。
そのうえで、忙しさによる対話機会の減少、上司と部下の心理的な距離、目線共有の不足といった課題に向き合い、安心して発言・相談できる関係性をつくること、そして心理的安全性を高めながら、前向きに動ける土台を整えることを狙いとしました。

研修内容

1日目は、「働く意義(働く価値観)」「良い会社・組織にするために」「リーダーの在り方」「期待と貢献」をテーマに、上司・部下別々の研修で自分自身の価値観や組織との関わり方を見つめ直しました。
2日目は、「チームに大切なこと」「期待と貢献と感謝」「最高のチームを具体化する」「感謝と決意の手紙」を通じて、上司部下合同研修でより良いチームのあり方を具体化し、今後の行動につなげる機会としました。

成果

研修を通じて、上司と部下がお互いの考えを知る機会が生まれ、心理的安全性を意識した対話の土台を築くことができました。また、各課で整理したチームポリシーを社内で見える形にしたことで、受講者だけでなく周囲にも前向きな行動変化が広がり、社内全体のコミュニケーション活性化につながりました。日常の言葉や関わり方にも変化が表れ、ポジティブなカルチャー形成に向けた一歩となりました。

空港情報通信株式会社様について

空港情報通信株式会社様は、成田空港の情報通信分野を支える会社です。空港内の通信ネットワークやフライト情報関連システム、航空無線設備などの運用・保守を担い、空港の安全で円滑な運営と、旅客サービスの安定を技術面から支えています。

空港情報通信株式会社
https://www.aics.co.jp/

研修実施日

内容 実施日
研修前1on1コーチング 2025年12月12日~24日
研修実施日 2026年1月19日・26日
研修後1on1コーチング 2026年2月10日~17日

インタビュー記事

導入の背景――発言しづらさや、上司・部下のギャップをどう埋めるか

─ 今回はチームコミュニケーション研修をご導入いただきましたが、その背景やきっかけ、課題感はどのようなものだったのでしょうか。

人事課長
当社は技術職やスペシャリスト人材が多く、職人気質の社員も多い職場です。 そのため、若手社員とベテラン社員との間で価値観の違いを感じる場面や、トップダウンの傾向から、気軽に意見を出しにくいと感じられることがあるように思っていました。

発言のしづらさがあると、「挑戦したい」「新しいことを試したい」といった前向きな声も上がりにくくなってしまいます。

その結果として、創意工夫や新たな発想が生まれにくくなっている可能性があるのではないか――そんな問題意識を持っていました。

─ 結構、職人気質なんですね。

人事課長
そうですね。そのため、従来の進め方や上から言われたことに従う雰囲気が出やすい場面もあると思います。

─ 総務部次長はいかがですか。

総務部次長
当社は設立当初、通信ネットワーク運用業務から始まり、その部署がまさに職人肌の人材を中心に成り立っていました。今は業務の多様化が進み、新入社員も増えていますが、過去に一時的に採用を控えていた時期があったため中堅層が薄く、世代間ギャップが生まれやすい状況がありました。

さらに、近年は組織変更もあり、上司に求められる役割も増えています。
1on1、人事評価、キャリア形成支援などを進める中で、上司と部下のギャップをどう埋めるかが課題でした。

また、上司と部下がペアで参加する研修はこれまであまり実施してこなかったので、その意味でも今回の研修には新鮮さがありました。

実施してみて――「生の声」が見えたことに大きな意味があった

─ 実際に研修を実施してみて、感触はいかがでしたか。

総務部次長
非常に成功したと思っている、というのが率直な感想です。これまでこうした上司部下のペア研修の機会が少なかったこともありますし、報告を聞く中で、部下が感じていること、上司が感じていること、生の声が非常によく分かりました。

普段の業務の中では表に出にくい本音も、第三者が入ることで比較的リラックスして共有できたと思います。すぐ目に見える改善も複数ありましたし、研修結果として大成功でした。受講した方々が課内で展開して、ひいては全社にそういった思考が生まれてくれば理想ですね。

─ 人事課長はいかがでしたか。

人事課長
すごく良かったと思います。特に、これまでは漠然と理解していた心理的安全性の大切さが、研修を通じてしっかりとした輪郭を持って認識できたと思っています。参加した人たちからの評判もとても良かったです。

上司と部下がペアで参加したことで、お互いがどう思っているのかを知るきっかけになりました。互いを知らないままだと不安もありますし、心理的安全性を築くことも難しくなってしまいます。

その点でもとても効果があったと思います。

現場で起きた変化――チームポリシーの見える化と言葉の変化

─ 課員のお二人からも、率直な感想をいただけますか。

中堅課員
今回の研修では、チームポリシーを策定するだけでなく、課によっては社内ポータルに掲載し、全社的に見える形にしていた点が非常に印象的でした。

その結果、受講者に限らず、受講していない方も「この課はこういうポリシーを大事にしているんだな」と分かるようになり、部門を越えた相互理解の促進につながったと感じています。

そうした“見える化”が、社内全体のコミュニケーション活性化につながったと感じています。

若手課員
私としては、研修後に“目で見て現れる”変化があったのが印象的でした。

例えば、「忙しい」「大変」という言葉を「盛り上がっている」と言い換えるようになった課があったと聞いて、すごくいい変化だなと思いました。社内全体が明るく、前向きに働くような研修だったと思います。

今後に向けて――全社的に同じレベルの意識へ

─ 今後に向けて考えていることがあれば教えてください。

総務部次長
今後は、今回と同内容で研修対象者を変えて展開することや、チームコミュニケーションに限らず、AIやヒューマンコミュニケーションなど、その時々の課題に応じたテーマも含めて検討していきたいと考えています。

年間を通してさまざまな課題が見えてくるので、それらに柔軟に対応できる研修につなげていきたいです。

人事課長
このチームコミュニケーション研修を、まだ受けていない課にも広げていきたいと思っています。全社的に同じレベルの意識を持てるようにしたうえで、チームポリシーも全ての課で作っていけたらいいなと考えています。

この研修を一言で表すと

─ この研修を一言で表すと、どんな研修だったでしょうか。

若手課員
会社全体が良くなっていく、そんな研修だったと思います。

─ その心を改めて伺うと。

若手課員
チームポリシーづくりを通して、受けた人だけでなく、その周りにもプラスの行動が広がっていく研修だったと思います。受講者本人だけでなく、その周囲も含めて全体が良くなっていく、そんな研修だったと感じています。

総務部次長
受講者自身が変わっていき、それが周囲に影響していく。そういう意味で、全社的に良くなってきたと感じています。

同じ課題を持つ企業にも勧められるか

─ 同じような課題を持つ企業に、この研修はおすすめできますか。

人事課長
もちろんできます。ぜひ受けていただきたいと思います。

─ もし同じような課題を持つ企業がチームコミュニケーション研修を受けたら、どんな変化が起こりそうですか。

人事課長
チームコミュニケーションのあり方が前向きに変わっていく、そのきっかけになるのではないかと感じています。

最後に――3か月の研修を振り返って

─ 最後に、3か月の研修を振り返っていかがでしたか。

総務部次長
この研修は改めて大成功だったと思っています。率直な声まで共有できたこともあり、参加者の皆さんがとても前向きに向き合っていたと感じています。今回は、参加者がより自然体で対話しやすい雰囲気をつくれたことも良かったのではないかと思います。

人事課長
研修前から、ポジティブなカルチャーをつくりたい、みんなが好きになる会社にしたい、という思いがありました。今回の研修は、その実現に向けた大きな一歩になったと思います。この流れを止めずに、引き続き進めていきたいです。

若手課員
第三者的にも、事務局側としても意味のある研修だったと思います。報告書を通じて、人事課として改善したほうがいい点も見えたので、その意味でもすごくプラスになりました。

中堅課員
12月から2月までの3か月間にわたる研修でしたが、当社の事業や空港業界の現場を十分に理解したうえで進めていただけたからこそ、最後まで良い形でやり切れたのだと思います。

また、研修の中でニックネームを用いたことで、普段の業務では見えにくい受講者の意外な一面も見えました。そうした相互理解の深まりが、研修後の社内コミュニケーション活性化にもつながっていると感じています。

─ 私自身も、こうして研修の場を設けていただけたことを本当にうれしく思っています。1つ1つは小さなきっかけであっても、成果につながる変化が起こっていることが何よりうれしいです。
この生まれた変化の兆しをこれからも続けていければと思っています。
ありがとうございました。


今回の研修を通じて、日々の声かけや言葉づかい、相手への理解、チームの共通認識づくりなど、職場を少しずつ前向きにしていく変化が生まれました。こうした積み重ねは、心理的安全性の高い組織風土を育て、挑戦しやすく、支え合いやすい職場づくりにつながっていきます。
空港情報通信株式会社様にとって今回の取り組みは、これからの更なる組織発展につながる研修となりました。